ネットワークのトラッフィック推移

 [pshige's Type]が挙げる昨年11月のトラフィックを見て、同じくINTERNET MULTIFEED CO.今回のトラフィック推移を見てみた。
 利用者逮捕時に下がった分のトラフィックは、少しずつ回復して元のレベルにまで戻っている。そして、今回の逮捕を機に昨年下がったのと同レベルまで低下している事がわかる。
 これだけで全てがWinnyトラフィックと決め付けるのは尚早だとは思うが、少なくとも捕まりたくないと考えたライトユーザが少なくないと言う事はできるだろう。
 ある時点から、Winnyトラフィックはネットを構成する大きな要素の一つになっていたのかもしれない。少なくとも、昨年11月から今年5月まで増えたトラフィックの大部分はWinny利用者に関するものである可能性は高いだろう。
 良いか悪いかは別にして、もう流れは止められないだろうと思う。レンタルCDをCD-Rでコピーする行為がなくならないように、一度この味を覚えてしまったのなら無くなりはしないだろう。誰かが後を継ぐだけだ。
 47氏の言葉ではないが、「著作物の取引で商売していた仲介業者たちは、そろそろ違うビジネスモデルを模索する時が来たのではないだろうか?」。製作者と消費者、配信者と受信者の間にある何重もの中間業者は本当に必要なのか否かを。