物語と危険なモノ

 AT-Xエルガイムを見ながら思った……。
「一般の人が原子炉を無条件で危険視するのって、もしかしたらアニメが原因なんじゃないか?」
 物語の作り手というものは、話を盛り上げるために危機を演出する。そこに壊れたら危険なモノがあったら、当然のように壊そうとする。大体は1秒前くらいで危機を回避するが、極希に本当に壊れちゃったりもする。w
 原子炉などはその代表格であり、基本理論が原子爆弾と共通*1である事から壊すには都合がよいのだ。科学は常に二面性を持ち、便利な一方で危険も存在している。だから通常は安全対策を取ることで便利さを享受するものと理解されるのだが、何故だか原子炉だけは存在自体が悪とされる事が多い。
 まぁ、原子爆弾が過激だったために印象深いのはわかるが……放射能漏れではなく爆発を心配するのはやはり過去のアニメのせいだと思うな。www
 そんな事を考えていて思ったのが、いつかスペースコロニーの建造が実現した時の事だ。その時代の左側な方々は、きっとこう言って世の中に計画への反対を促すだろう。
『コロニーが落ちてきた地球は壊滅する。だからスペースコロニーの建造は危険だ!』
 ――まず間違いない。トミーノ恐るべし!www

*1:一気に燃やすか、ゆっくり燃やすかの違いしかない