2010年の10冊

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

7巻で完結したのだけど、オムニバス形式で進行していた物語の「畳み方」が素晴らしかった。久方ぶりに心を突き動かしてくれた良い作品。

今年は4〜6巻と3冊が出たのだけど、予想外の展開が続きます。昨年末、中途半端ま状態で年越ししたのも、もはや良い思い出にw。

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc6 (ファミ通文庫)

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc6 (ファミ通文庫)

設定と展開が面白い話。今年は4〜6巻の他に、サイドストーリーが2冊出ていた。
最初は本人が翻弄されるだけで周囲は比較的上手く洗脳できていたけど、だんだんとギャルゲーを現実世界に投影した場合の歪みが顕在化。黒幕たちがギャルゲーを投影させる理由が次第に明らかになってきている。

  • パプリカ

パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

読んだ理由は、今敏監督の急逝とそれにともなう追悼企画から。アニメは見ていたけど、原作もなかなか面白かった。話の見せ方というものを考えさせられる作品。

ねこ耳少女の量子論~萌える最新物理学~

ねこ耳少女の量子論~萌える最新物理学~

ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論

ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論

理解しきれないまま一度は放置した量子力学相対性理論を、概要だけでも正しく理解できるようにしてくれた重要な本w。

  • アニメーターが死にました〜わたなべでゅんいち追悼インタビュー集

キャラアニ.com
自費出版の扱いとなるため入手困難な逸品。
序文に「才能の在処を探し続ける人たちへ」ともあるように、独特な人生観を持った一人のアニメーターに関する周囲の人々の証言を集めたインタビュー集。
特に2月13日、江面久氏の語る「わたなべぢゅんいち像」は興味深い内容。


あ……7冊しか出てこなかったw