ふと思ったんだが……

 事件が(1)日本人が標的にされる(2)イラク国内の治安の悪さ−−の2点を印象づけたのは確実だ。防衛庁幹部も「事件を経て、イラクは危ないという考えがある程度広がるのはやむを得ない」と語っている。

 危ないのは前回のジャーナリスト銃撃とかでわかりきっているわけで、だから外務省の退避勧告に繋がる。その結果、現在は戦闘中ですら居たジャーナリストも大半が退去しているわけだし。
 思うのは、彼の取った行動ってのは南米(ペルーの一部にて渡航の是非を検討)だろうとアメリカ(危険度情報無しだが銃社会)だろうと、危険な目に遭っていた可能性がある事は容易に想像できるわけで……。むしろ、中東入りからバグダッドまでそれなりに安全に移動できた事の方が驚きだとも言える。そもそも財布に余裕があれば、到着後すぐにタクシーでとんぼ返りもできたかと。