MozillaさんvsTLDレジストラ

 実際,日本レジストリサービス(JPRS)は2月9日,「今回報告されたURL偽装は,ブラウザではなく,レジストリが原因」とアナウンスした関連記事)。「ブラウザはIDNの仕様に従って動作しているだけ。問題は,紛らわしいドメイン名の登録を許したレジストリ」だという。上記の例では,「http://www.paypаl.com」とアドレス・バーに表示するFirefoxが悪いのではなく,「paypаl.com」というドメイン名の登録を許したCOMドメインレジストリが悪いとする。

 このMozilla Foundationのアナウンスに対して,CENTR(The Council of European National TLD Registries)は2月22日,批判の声を上げたJPRSによる参考訳)。CENTRとは,TLDレジストリで構成される協会。CENTRの声明では,「ブラウザがIDNをデフォルトで無効にすると,多くのユーザーは有効にしないので,インターネットの国際化を妨げる」「以前から知られている問題。今さら慌てる必要はない」などとしている。

 自分のした事を人の責任にしちゃいけない。レジストラがいい加減な処理でドメインの国際化を妨害したのだから、それが一時的にしろ不要としてユーザに拒否されたのはレジストラ側の責任。Mozillaさんは正しい。
 ……てか、昨日もFirefoxのダウンロードを忘れました。orz