こういう人も猛威をふるっている

 私が懸念するのは、著作権が整備されていないと「お金がある人間」しか著作物を作れないようになるのではないかということ。独裁者が、意のままのコンテンツを制作して放送波に乗せて流す、そんな世の中になってしまうのではないか。

 莫大なお金が無くても著作物は作れます。有難い事に、今の世の中ならネットやP2Pを使って個人ベースでも著作物の公開が可能です。
 レコード会社や出版社や流通業界や大規模小売店に頼らなくても、著作物を作って公開できます。独裁者が独裁者の危険性に付いて語るとは片腹痛いは正露丸。(w

 真にクリエイティブな行為は、周囲からのインセンティブを募ることが可能だ。例をあげるなら大道芸人の差し出す帽子や、道端のミュージシャンのギターケースがそれにあたる。
 今のように大儲けを狙ったインセンティブなんて、大量消費時代と呼ばれる現代に入ってからの概念なのだ。金儲けを狙った、企業による投資とその回収行為でしかない。そのど真ん中に居座る連中が従来的な方法で投資の回収が出来なくなり、慌てふためいて著作権の名目で金をせびり取ろうとしているのが現在の状況だ(特にJASRACな)。
 とりあえず、まずは自分たちのやっていることを振り返って見ることが重要だ。著作権を盾にWinnyを糾弾する前に、自分たちの売っている物がその価格に見合う価値を持っているか見直すべきだな。


 まぁ、野生の虎を保護しなければいけないと言っている口で、保護するには虎の爪や牙が危険だからと抜きにかかるのだけはやめてほしいものだな。