自殺でも「通報しますた」が有効に

 全国の警察では、ネット上に自殺や殺人の予告、集団自殺の呼びかけなどがあった場合、書き込んだ人物の氏名や住所などの情報提供をプロバイダーに求めている。

 これに対し、各プロバイダーは、憲法が保障する「通信の秘密」に基づく情報の非開示義務があるため、警察が令状を取った場合に限り、個人情報を提供している。ただ、単なる自殺予告や相手が特定できない殺害予告は、「明確な犯罪にあたらない」と裁判所から捜索令状を得られないことが多く、警察が何の手も打てないケースが多かった。
<中略>
 報告書では、令状なしでも個人情報を開示できる例として、「具体的期日、場所を示し、『死にます』『手首を切ります』など死をほのめかしている」「自殺に結びつく言動が画像で確認できる」――などを示した。集団自殺の呼びかけでも、切迫した期日や手段を示している場合は開示できるようにすべきだとした。

 同庁によると、ネット上で知り合った人による心中の死者数は、2003年が12件34人、04年が19件55人で今年は3月末で既に20件54人と急増している。

 最近、ちょっと問題が大きくなりすぎているので……妥当な線かな? 書き込んだ人の情報を開示するのであれば、いたずらされて踏み込まれる心配も少ないしね。
 で、串とか駆使された場合はどうなるんだろうか? 書き込み先が2chなら、串はあまり問題にならないだろうけど。