羽田の監視トラブル

 国交省によると、管制用の電源は2系統あり、それぞれ無停電電源装置(CVCF)を備えている。ふだんは外部からCVCFを経由して送電され、停電時は予備発電機が動くまでの間、CVCFのバッテリーが独自に電力を供給する。その際、監視室の警報器が鳴り、バッテリーの作動を知らせる仕組みという。

 国交省によると、二つのCVCFに電気を供給する装置が同時に故障して、外部から送電できなくなり、午前10時44分、バッテリーが二つとも作動した。

 午前11時33分にバッテリーが消耗して東京空港事務所のビルが全館停電。管制塔のレーダー画面や到着便を滑走路に誘導する無線装置などがすべて使えなくなったという。

 同日午前10時から電源系統の工事をしていて、警報器が常に鳴り続ける状態で、監視室の職員は停電して初めて、バッテリーの作動に気づいたという。午前11時59分にCVCFを迂回(うかい)する回路に接続し、電気は復旧した。

 この間、バッテリーの作動を確認できない状況になっていたとみられる。国交省は、空港事務所の態勢を把握できていないとしているものの、工事に際しての準備や対応に重大な落ち度があったとみて調べている。

 笑えねー……作業で監視無視とか、エラーメッセージが出続けてるから対応終了までエラーは無視とか普通にやるし……。(w;
 とりあえず代替監視とかしないとダメだよね。