パンツァーが鋼鉄でメルヒェンが虹なケルンテン
私が「ファンタジー=深層心理」で真っ先に思い出すのが、遊演体が運営していたPBM……パンツァー&メルヒェンの『鋼鉄の虹』だったりする。
表面のストーリーは、西欧の架空の小国を舞台にドイツの影と戦う第二次世界大戦前夜の物語で「パンツァー&メルヒェン」の「パンツァー」な部分で描かれていた。その裏ではユングの集合的無意識を裏付けとした「メルヒェン」部分の話が流れており、軍が主力としていた「人形兵器」も元々は「メルヒェン」に由来する部分だったりする。
『鋼鉄の虹』自体は、蓬莱学園のような関連作品を出版する土壌に恵まれなかった(ネタのせいかもしれないが)ため、「パンツァー」部分はともかく「メルヒェン」部分についてはほとんど資料が残っていない。そっちのネタで1冊くらい出てれば良かったんだけど……ちょっと惜しいな。
てか、10年近く経つ今でもパンツァーな同人活動が続いている事には軽い驚きがあったりする。当時は自分も「パンツァー」方面にくっついて活動していたんだけど、今になって振り返ると「メルヒェン」の方がどうだったのか激しく気になったりするね。
でもやっぱし、ファンタジーとユング(フロイトも?)って相性いいのかな?
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