MD用次世代ミサイルの分担

 その結果、日本側は、〈1〉大気との摩擦熱からミサイル先端部のセンサーなどを保護する「ノーズコーン」〈2〉飛翔(ひしょう)速度を高速化させるための「第2段ロケットモーター」――などの開発主体となることで一致。米側は、〈1〉標的に直撃して破壊する「キネティック弾頭」〈2〉赤外線を探知して標的の識別・追尾を行う「赤外線シーカ」――を担当する方向となった。

 材料技術は高いから、耐熱素材を日本が受け持つのは分かるな。F-2で養い、次期音速機でも使う予定の炭素系複合素材の技術はアメリカとしても欲しいだろうし。だけどロケットモーターは微妙だな……日本の方が固体燃料ロケット技術が上だっけ? あー、M-Vの固体燃料技術は世界最高水準か。
 アメリカが担当する方は、弾頭の技術はたくさん作らないと身につかないから当然だし。赤外誘導はサイドワインダー以来、アメリカの独壇場みたいなもんだしな。普通にアメリカが不足を感じている部分を任された感じか。(w;