空母のエレベータ

 写真はアメリカ海軍ニミッツ級空母セオドア・ルーズベルト(USS Theodore Roosevelt, CVN-71)」。
 ニミッツ級エレベータは4機あり、写真の通り艦尾両舷に各1機と艦首アイランド前に2機設置されている。
 ミサイルなどの兵装は専用エレベータで運ばれる。写真に載ってる室内エレベータと、フタが開いているのがそれ。ちなみに赤いジャージの人は兵装担当。ジャージの色は7色あり、レインボー・ワードローブと呼ばれ職種ごとに色分けされている。
 専用エレベータで運んでるデカイのは多分クラスター爆弾。大きいエレベータでまとめて運んでいるのは、精密誘導爆弾だと思う(自信はない)。
 空母は屋上が滑走路になっているデカイ倉庫みたいなもんなので、外側のエレベータを使ってしまってある航空機を必要に応じて上げ下ろししている。飛行甲板上は狭いので、ホワイトボードをテーブル状にした管理盤にマグネットを置いて物の位置を管理している。一回電子化しようとした事もあったらしいが、逆に位置がわかりにくくなって非常に不評だったため最新の艦でもホワイトボードのまま。
 乗員が5000人以上いるため、空母の中はちょっとした地方都市のようになっている。コンビニも床屋も教会もあったりする。あとクリーニングやゴミ処理の施設はスゴイらしいぞ。
 たまにディスカバリーでやる空母特集が好きなminapでした。