日本で最初の宇宙飛行士
- 日本初の宇宙飛行士は秋山豊寛氏である(松浦晋也のL/D)
今[タイムスタンプを入れておく。2004年 9月27日(月) 11:02:13]、TBS系の「ニュースバード」をながら視聴していてびっくりした。「日本人初の宇宙飛行士は1992年9月12日にスペースシャトル『エンデバー』に搭乗した毛利衛飛行士」と放送していたのである。
日本人初の宇宙飛行士を送り出したのはTBSじゃないか。それがなぜこんな間違いをするのだろうか。
いや、別に問題ないんじゃないかな。TBSの秋山氏は船内業務に従事していたわけではないから、あくまで「乗客」であると見ることができる。公式な定義としての宇宙飛行士は宇宙船の「乗員」であると考えられるので、「乗客」は宇宙飛行士としてカウントされない。
航空機や船舶で「乗員・乗客」という表現が使われるように、公の括りにおいては「乗員」と「乗客」は全くの別物である。よってロシア宇宙船に搭乗したTBSの秋山氏は、撮影機材とひっくるめて宇宙船の「ペイロード」に過ぎないのではないだろうか。
そもそも「宇宙飛行士」の語源が「宇宙水夫」である以上、「水夫(船員)」でない人間が「宇宙飛行士」であるとは考えにくい。お役所がそう考えるのはとても自然なことのように感じますけどね。もちろん、「日本人で最初に宇宙に行ったのは秋山豊寛氏」であるとすれば全く問題はないわけですが。(w