取締役会は無事に新会長を選任できたようです

バチカン市国で開かれていたローマ法王選出会議「コンクラーベ」は開始から2日目の19日、ドイツ出身で保守派の論客として知られるローマ法王庁教理省長官のヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(78)を第265代法王に選出した。新法王は、「ベネディクト16世」を名乗る。

 ポーランド人のヨハネ・パウロ2世に続き、二代連続で非イタリア人法王となる。

 今度の教皇は前教皇の側近筆頭とのこと。世の中、やっぱり保守派が強いようです。

 ベネディクト16世は78歳。法王就任時の年齢としては、20世紀以降で最高齢だ。58歳で就任した前任のヨハネ・パウロ2世は26年余り法王の座にあったが、新法王は年齢的にも長期在位は考えにくい。

 また、ベネディクト16世は、前法王と似た考え方の持ち主だ。現状維持が当面の方針になるとみられる。

 現時点で多数派を形成する力を持たないリベラル派としては、保守派候補の中では、政策が見通せるベネディクト16世を「最良の選択」ととらえたようだ。このため、リベラル派にとっての今回の敗北を「戦術的受諾」とした新聞もある。

 どうも場繋ぎだったようです。双方とも、この間に体勢を立て直すつもりなのでしょうね。どちらにしても前教皇のような指導力は期待できないみたいだ。