成功したからこその信仰心

[ワシントン 25日 ロイター] 米マサチューセッツ工科大学経済学部のジョナサン・グルーバー氏は25日、教会に通う頻度が高いほど、世帯所得も高くなるとの研究結果を発表した。
 同氏は全米経済研究所(NBER)によって発表された研究論文のなかで、「教会に通う頻度が倍増すると、9.1%の世帯収入増につながる」としている。

 因果関係が逆だと思う。世帯所得が高いから教会に通ってるんじゃないかと。
 教会を訪れる頻度と相関関係にある教育水準、収入、婚姻率などから、生活的に安定している層が精神的安定や心の拠り所を求めて教会に行くんではないかと。そもそも教育水準や収入が低いと生活だけで精一杯になり、とても教会に行くような心の余裕はないし、既に不安があるので漠然とした不安感に苛まれることはない。
 就職や結婚などの場面で成功し、日常的な問題でストレスを受けることが少ない(それでいて漠然とした不安だけはある)から、余力を信仰心に振り向ける事が可能になる……というのが通常の分析だと思うな。
 こういうの見るとやっぱ、キリスト教徒って傲慢だって思うわな……。(w;