スニーカー王国の礎
スニーカー王国の建国において、エスエヌイー公国による移民船団の存在は欠かせないものだろう。
エスエフ帝国・ファンタジー王国の血筋に連なるヒトシ=ヤスーダ大公は、ゲーマー民族の移民者を引き連れてオターク王国からライトノベル大陸への大規模移住を企てた。その際、ドラゴンランスの戦いによって親交があった大フジミ王国の口添えにより、建国間もないカドカワ条約機構各国から移民船コンプティーク、移民船ドラゴンマガジンの貸与という形で多大な支援を得ていた。
移民計画はリョウ・ミーズノ総督の指揮の下、アレクラスト計画として進められた。この時の移民が初期のスニーカー王国・大フジミ王国を支えることになる。
しかし移民船コンプティークは、後のデンゲキ王国建国に伴う内乱により沈没。現在は再建された二代目コンプティークが就航しているが、軍艦として再建された同艦は主にオターク王国での軍事プレゼンスに用いられており過日の面影は無い。
一方で共に移民を支えた移民船ドラゴンマガジンは現在も健在であり、ハジーメ・カーンザッカやヨシノブ・アーキタなどの歴代船長(定期的に代わるらしい)を向かえつつ、オターク王国との間で運行を続けている。